テーパーバレル工具–非常に効率的な仕上げ加工が可能に

何年もの間、面の仕上げ加工技術は行き着くところまで辿り着いたものと考えられていました。しかし、OPEN MINDは、時間のかかるこうしたプロセスを高速化する新しい方法を模索し続け、全く新しいタイプの切削工具を使った高効率の仕上げ加工手法をついに開発しました。

OPEN MINDは常に将来を見据え最先端テクノロジーの開発に取り組んでいます。テーパーバレル工具は、OPEN MINDによって開発されたまったく新しいタイプの工具です。従来のバレル工具では、50~100mmのRしか持たせることができませんでした。これに対してテーパーバレル工具では、1,000mm以上のRを持たせることができるので、ピッチを非常に大きく取ることができます。しかも面品質は変わらず高い水準のままです。テーパーバレル工具の効果は、hyperMILL®のようなハイパフォーマンスCAMシステムであればこそ発揮されます。革新的な5軸テクノロジーにより、加工の可能性はほぼ無限に広がります。

ダイナミック・コンタクトポイント制御

hyperMILL® MAXX Machining では、加工中に刃物のコンタクトポイントを完全に自動制御できます。工具の傾きは連続的に変化します。この制御により、サーフェイス全体が安全に加工され、加えて刃先が均等に使用されるため工具寿命を延ばすことにもつながります。

検証済みの面品位

ボールエンドミルを使う場合と比較すると、理論上スキャロップ高さはほぼ同じのまま、ピッチを大きく取ることができます。これは、表面粗さ測定の結果からも実証されています。測定対象の面は、R3のボールエンドミルとR350のバレル工具を使ってそれぞれ加工しました。どちらも面品位は同等でしたが、バレル工具を使った加工はボールエンドミル使用時と比較して90%も短い時間で完了しました。

シンプルな工具管理

hyperMILL®では、任意のバレル工具をパラメトリックに定義できます。工具形状をイチから作図したり、2D輪郭をもとに作成したりする必要はありません。シンプルな工具管理に加えて、バレル工具を100%正確に定義できることにより、工具を安全かつ確実に使用できます。

バレル工具の種類|仕上げ加工|maxx machining –
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