hyperMILL® CAMソフトウェア:
2020.1 の新機能

hyperMILL® 2020.1 は、全ての分野に多くの技術革新をもたらします。新しいバージョンでは、プログラミングのユーザビリティとパフォーマンス が全体的に向上しました。

コーナー付近の削り残りは、新しい 3D および 5 軸 のコーナー削り残り部 加 工 によって効 率よく処 理されます。hyperMILL® AUTOMATION Center を使用すると、小規模な自動化タスクを 自分で作成できます。タービンブレードをテーパーバレル工具で加工す る新しい加工手法により、作業効率を大幅に向上できます。

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CAMソフトウェア: hyperMILL バージョン 2020.1 | としてダウンロード

hyperMILL® バージョン 2020.1.

hyperMILL®バージョン 2020.1:新機能


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ジョブ分割

hyperMILL® では、任意の条件に沿ってツールパスを自動的に分 割できるようになりました。これにより、たとえば指定した時間 や切削長を超えた時点でその後の使用工具を簡単に変更できます。特に、加工の難しい素材について、この機能を活用して工具の寿命を最適に管理し、インサートの変更や代替工具への切り替えなどを行うことができます。
この機能があれば、ツールパスを手動で編集する必要はありません。初期のジョブが変更された場合も、再現性が保証されます。
この機能は、すべての 3D および 5軸金型加工の各手法で使用できます。

メリット: プロセス信頼性の向上。

スロット-リブ プロービング

新しい加工手法により、使い慣れたパラメータ設定を 使ってスロットとリブを計測できます。計測するエリアは、単純な輪郭選択で定義できます。最適な計測位置が自動的に決定されます。

メリット: プロービング機能の向上。

3D 最適化等高線荒加工

この加工手法でも、高能率加工モード*を使えるようになりました。また、エリアのソートが改善されたため、リトラクトの回数が少なくなりました。工具干渉が発生するエリアは除外されます。これを実現するために、干渉チェックではシャンク、サブホルダー、工具ホルダーなどの部分が考慮されます。

メリット: HPC 荒加工のサポート。

* 高能率加工モードでは、hyperMILL® MAXX Machining テクノロジーで荒加工を処理できます。これにより、スパイラルおよびトロコイドのツールパスが生成され、加工が最適化されます。ハイパフォーマンス加工(HPC)は、優れたストック除去率を特徴とします。

3D 走査線仕上げ加工

2 つの新機能が追加されました。

自動面延長
「自動面延長」機能を使用することで、プログラミング中に選択した切削面を自動的に延長させることができます。この 「CAMのためのCAD機能」により、CADシステム側で切削面を事前に修正する必要がなくなります。

ユーザー定義工具
ユーザー定義工具が、3D 走査線仕上げ加工で使用できるようになりました。これにより、高送りカッターなど、あらゆる工具タイプをより正確なプログラミングと干渉制御に使用することが可能になりました。

メリット: ユーザー定義工具の操作性の向上。

3D- および 5Xコーナー削り残り部加工

コーナーの削り残り部を効率よく加工するために、複数の最適化されたツールパスが結合されます。走査線パスと等高線パスにより、削り残り部が効率よく切削されます。また底面部の加工も最適化されます。つまり、いかなる状況でも最善の加工手法が適用されます。

5Xコーナー削り残り部加工により、工具を届かせるのが難しいコ ーナーをインデックス加工することが可能になります。工具軸の自動計算、同時リンク移動、干渉回避が、このプロセスで使用可能です。

メリット: 効率の良い削り残り部加工。


積層加工 ‒ CAD/CAM との組み合わせによるパーフェクトな加工

hyperMILL® ADDITIVE Manufacturing は、強力な積層加工ソリューションです。成長著しい最新テクノロジーである積層加工の真価が最大限に発揮されます。この機能は、完璧かつ柔軟な積層加工を可能にし、多くの工作機械で積層加工と切削加工の両方をコントロールできるようにします。積層加工の分野では 2 つの手法が確立されています。パウダーベッド方式(PBF)に関しては、OPEN MIND は理想的なソリューションプロバイダーです。OPEN MIND の CAD/CAM ソフトウェアは、積層加工工程とその前後の切削加工工程とを最適なかたちで統合できます。hyperMILL® ADDITIVE Manufacturing は、デポジション方式(DED)による素材の積層も積極的にコントロールし、最適な成果を保証します。

特長

  • 素材積層のための柔軟な手法
  • 平面と自由形状に対する可変のフィリング加工手法
  • 2D および 3D セクションに対するフィリング加工手法
  • 最適化された工具軸制御を備えた同時 5 軸アプリケーション
  • 素材のデポジションを含む、積層プロセスと切削プロセスのフルシミュレーション
  • 単一のポストプロセッサーで切削加工と積層加工に対応
  • 一般的な CAD システムすべてに対応する CAD イン ターフェース
  • 工具データベースの加工条件パラメータによるレー ザー関連設定の幅広さ

5X ブレード・タンジェント加工

この新しい加工手法を使うと、テーパー角度が大きいテーパーバレル工具を用いたタービンブレードのヒール加工が容易になります。これにより、工具底面での加工を回避しつつ、送り速度を高く保つことができます。テーパーバレル工具による大きな切り込みが可能になり、優れた面仕上げ精度が得られます。

メリット: 効率の向上と、加工面品位の向上。

自動輪郭フィーチャー分割

hyperMILL® ジョブは、旋削する輪郭に応じて加工範囲を自動的に判断します。たとえば溝加工ジョブは、輪郭が溝かどうかを自動的に認識します。これにより、特定のエリアのプログラミングが速く、簡単になります。

メリット: プログラミングの単純化。


hyperMILL® AUTOMATION Center

新しい hyperMILL® 2020.1では、hyperMILL® AUTOMATION Center を利用してジョブリストの作成を自動化することができます。

hyperMILL® AUTOMATION Center は、自動化を拡大するための基盤であり、開発環境とランタイム環境の両方で利用できます。この機能を利用することで、hyperCAD®-S および hyperMILL® の複雑な加工ワークフローを標準化、自動化することができます。hyperMILL® AUTOMATION Center は、部分的な自動化が図れるベーシックキットと、総合的なプロセス自動化を実現するためのエキスパートキットが利用可能です。

ベーシックキットについてはhyperMILL®にデフォルトで含まれています。* この機能を使うと、ジョブリストの作成プロセスおよびクランプデバイスの選択と位置合わせを自動化し、すべてのプログラマー向けに統一されたプロセスを定義できます。また、プログラミングにおいて、標準化されたクランプデバイスを使うこともできます。

* hyperCAD®-S 版 hyperMILL® でのみ使用可能です。

特長

  • 総合的なテンプレート機能
  • 個別に設定が可能
  • 拡張ストックモデルオプション
  • クランプデバイスの管理
  • プロセスごとのドキュメントオプション

hyperMILL® VIRTUAL Machining Optimizer

Optimizerは、傾斜/回転軸の最適解を自動選択するにあたってのパフォーマンスを改善し、ポストプロセッサー実行時の計算時間を短縮します。また、優先方向の制御や工具干渉回避の設定はジ ョブ別に定義できます。この機能により、リンクジョブを使用しなくとも安全で無駄のない動作が実現できます。

新しい「スムーズリンク」機能は、ポストプロセッサー実行時に、ジ ョブ間のすべてのリンクの動作を自動的に最適化します。これにより、再位置決めのためのリトラクトおよびアプローチ動作が加工対象に対して常に近接して行われ、工具の干渉もチェックされます。この機能により、リンクジョブを使用しなくとも安全で無駄のない動作が実現できます。

メリット: 加工時間の大幅な削減。

hyperCAD®-S CADソフトウェア

バージョン2020.1の新機能