「5Xタンジェントプレーン加工のおかげで、加工時間を90分から15分にまで短縮できました。」
René Reiffer、製造部門トップ、HEGGEMANN AG
革新的な仕上げ加工手法を支える主要要素のひとつは、そこで使われる工具(OPEN MIND が専用に開発したテーパーバレル工具)です。この工具の表面形状は 1,000 ミリ以上の大きな半径を持つので、非常に大きな切り込み量で仕上げ加工を行えます。
Reiffer のチームはプログラミングの時間短縮も達成しています。このようなポケットをボール工具で加工した場合は仕上げ加工プログラムの作成に約 20 分かかります。5 軸タンジェントプレーン加工の場合は加工ジョブのプログラミングが 5 分でできます。
この新しい OPEN MINDの パフォーマンスパッケージは、その他にも荒加工用の興味深い HPC(ハイパフォーマンス加工)手法を提供しています。たとえば、hyperMILL® MAXX Machining 荒加工モジュールは加工状況に応じてスパイラル状とトロコイド状のツールパスに切り替えていくことで大容量の素材除去が可能になります。また、切削状況に応じて送り速度を動的に自動調整してくれます。特筆すべき点は、これが 2.5D、3D、5 軸のいずれの加工にも適用可能なことです。