ボタンを押すだけで正確なワーク配置を実現

OPEN MIND、CAD/CAM 機能 hyperMILL® BEST FIT をリリース

OPEN MIND の hyperMILL® BEST FIT は、機械加工工程に革命を起こすほどの新しい機能です。NC プログラムに合わせてクランプされたワークの配置を手作業で調整するのではなく、hyperMILL® では、NC プログラム自体を実際のワーク配置に自動で合わせることができます。この機能を用いることにより、複数の工作機械間でのワークの載せ替えが必要となるケースにおいて大幅に時間を節約することができ、また鋳造・鍛造・溶接部品や、小さくて不規則な削り残り代がある積層部品などに対して追加工を行う際には、そのプロセスの信頼性を高めることができます。CADモデルと素材形状とを比較するにあたっては非常に正確な測定が必要とされます。

hyperMILL® BEST FIT は、VIRTUAL Machiningが持つオプション機能と、プロービングによる三次元測定が可能な 5 軸マシニングセンターの利点を組み合わせることにより、ワーク配置に伴う不確実性を排除します。

ボタンを押すだけのインテリジェントなワーク配置
Intelligent component alignment | hyperMILL BEST FIT
hyperMILL® BEST FIT を使用したプロセスは、信頼性が高く、高い精度を安定して実現します。
process | hyperMILL BEST FIT
マンフレッド・グゲモス、OPEN MIND Technologies AG プロダクトマネージャー
Manfred Guggemos | hyperMILL BEST FIT
当社のYouTubeチャンネルで以下のビデオがご覧になれます:hyperMILL® BEST FIT を使用した CAM のインテリジェントなワーク配置に関するビデオ
Video | hyperMILL BEST FIT

高い信頼性と安定したプロセスのためのリアルタイムワーク配置

従来は、NC プログラム側に合わせて、工作機械上のワークとクランプの配置を調整することが常識でした。ダイヤルゲージや制御装置側の機能を利用することに加え、細心の注意を払いながら、ワーク配置を手作業で調整する必要がありました。すなわち、仮想のプログラミングに合わせてクランプ作業を行うということです。こういった従来のプロセスでは、調整作業を複数回に渡って繰り返す必要があり、不確実性を伴います。この問題を解決する方法の一つとして、CAM側でリアルタイムに実際のワーク配置へ合わせてしまうことが挙げられます。おおよその位置に配置されたワークに対して、3D プロービングを用いて機上計測を行い、その測定ログはCAM側に受け渡され、hyperMILL® BEST FIT により NC コードが実際のワーク配置に合うように調整されます。つまり、仮想世界 (プログラミング) を現実世界 (クランプ) に合わせるのであって、その逆ではありません。調整された NC データは、実際のクランプ設定に基づいてVIRTUAL Machining上でシミュレーションされ、自動的に最適化されるのです。

多くの適用範囲で大きな影響力

hyperMILL® BEST FIT のおかげで、工作機械上での煩雑かつ不確実なワーク配置作業がなくなりました。hyperMILL® は機上の状況を的確に検出し、ワークを正確に配置してくれます」とOPEN MIND Technologies のプロダクトマネージャーである マンフレッド・グゲモスは語ります。「ボタンを押すだけのワーク配置は、適用範囲も広く大きな影響力をもたらします。手作業で配置するには重すぎる修復部品や最終仕上げ前の鍛造部品、加工部品の追加工もサポートでき、高精度な測定機器なども必要なくなります。従来の解決策とは異なり、hyperMILL® BEST FIT は、制御装置側の原点設定はそのままで、完全に干渉チェックがなされたツールパスを生成します」